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一人でも練習

 

電車内でおこなう体勢感覚の稽古
電車やバスの中で立っている時間は、ただ無為に過ごすともったいないです。
そんな時は、つり革を持つ手を緩めて膝を柔らかくして車内の揺れを相手に重心や体勢感覚を磨く稽古を致しましょう。
 
急停車や横揺れのときにバランスを崩さないようにする為には、どういう状態になっていれば良いかを考えておきますと、稽古中の身体の運びのときにも役立つはずです。
 
 

 

街中でおこなう目付けの稽古
街を歩いているとふとした事で他の人にぶつかってしまうことがあると思います。 よくよく思い出すと上の空で他の事を考えていたり、よそ見している時によく起こります。
 
稽古のときにもつい相手の手や腕が気になって反対の手で打たれたり、満足に動けなくなったりします。
 
あるものに集中力を割かれて他の物がよく見えない状態を傾注と言うようですが、 なるべくそういう状態にならなくてもよく物が見えるように目付の稽古を街中で致しましょう。
視点を歩いている道路の先や建物に向けることで広く大きく周りが見えることがあります。 そんな状態は稽古をしていても相手も自分も良く見えてリラックスして稽古できるはずですよ。

 

 

 

街歩きで鍛える体さばき
混雑した街のなかを歩いていると、どんなに気を付けていても他の人とぶつかったり、のろのろと歩かなくてはいけない時がよくあるとおもいます。
 
「うー、まずいなぁ待ち合わせに遅れそうだ…」という時に早足で歩けないのはつらいものですよね。こんなとき合気道の稽古できたえた足運びと体さばきがものを言う出番です。
 
さぁ、行き交う人々を入身、転換、回転を使って他の人にぶつかる事無く目的地までも急ぎましょう。

 

 

 

◆練棒をつかった練習について
一人ではなかなか上達しずらいのが相手の関節を極める技ですがそのような時に役に立つのが、「練棒(ねりぼう)」と呼ばれる練習道具です。
木で出来た丸い棒ですが、左図のように棒を相手の腕に見立ててさまざまな型の練習に使えます。
 
木材で出来ておりますので、どんなに酷使しても文句は言いませんし、その分相手に気を使う事無く練習に没頭できます。
また、繰り返し練習すると指先や手も丈夫になりますので、道場での稽古のときしっかりと相手の手腕を取る事が出来るようになると思いますよ。

二教の手の形を示した図 四教の手の形を示した図
左図の型は、参考の一例です。練棒を様々に見立てることで身体のいろいろな部位について練習する事ができます。
視覚だけに頼らず、触覚や聴覚など五感をすべて使って楽しい一人稽古にして下さい。
 
 
右図のようにきちんと手が決まれば良いですが始めて間もない方は手の位置が解らなかったり焦って、ついつい適当に抑えてしまう事があると思います。 相手がいるとどうしてもそちらが気になってうまくいかないものですよね。
 
なるべくこういう事が無いように無意識でもひょいっと手が良い位置にゆくようになる為にも練棒を使った稽古は有効ですよ。
 
練棒は無くてもできますよ
ラップ芯の写真
皆さんのなかで、「練棒を買おう!」と思っておられる方はいませんか。でもちょっと待ってください。 買えば何千円か飛んでしまいますし、木材で出来た練棒を足の指に落とせば悲劇が待っています。
でも、同じような形をしてほとんどタダで手に入り軽いものが身近にあります。ラップの芯などの紙管(しかん)です。
これなら安価でいくらでも代用がききます。

 
五円玉をつかった練習法
五円玉を紐に結んだからといって催眠術のようなことをする訳ではありませんし、もちろん超能力のような事でもありません。
紐の先をゆったりもって、手を無理にこわばらせずそのまま持っていましょう。 五円玉の揺れが落ち着いたら、今度は頭の中で縦や横、また右回り左回りといったように5円玉が動く様を思い浮かべましょう。
手を無理に動かしているわけでも無いのに自分の想像どおりに五円玉が動きませんか?
心で思い描いた事を身体が反応して反映してくれるはずです。
そのときの自分の精神状態や身体の状態をよく感じておく事で稽古の型を行うときも相手や自分の体の働きをよく感じる事が出来るようになるはずですよ。
 
屋外編の内容は、「きほんの練習」をご覧下さい。
 
 

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