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武道考察

ビジター参加を受け入れるということについて

現在、日本では中国内陸部発祥のコロナウイルスの疾病問題解決のため
各所の公共施設の休止やイベント・催し物の開催中止・延期が続いております。
各種メディアでの無責任な情報リリースのために多くの方が混乱し、科学的に本当はどの程度の問題が出るのかの検証や 現実的で効果的な予防方策について正確な情報がわかりづらい状況となっています。

そういった中で、各地域の道場や団体の方々も予防対策など工夫をされていらっしゃいます。
私自身も、ぜひ早くに沈静化されればと日々願っております。
現在は自粛の施設も多いため、合気道ねっとでは、新年度以降の各道場の新規入門者の獲得や大学などの部活動の新勧などの応援活動もおこなっております。

その活動の一環としまして、これまでの道場情報の内容に加えまして「ビジター参加」の受付ができるかどうかの情報も公開をはじめました。
筆者(私)自身は、長年、東京都新宿区にある合気会本部道場をホームとして稽古しておりますが、 本部道場は本部会員のほか年間を通して海外の合気道家・プレイヤー、全国の大学合気道部の学生さん、地域道場の方々がビジターとして稽古に参加され、 多くの方々との交流が可能な非常に恵まれた道場といえます。

以前に、私のfacebookの個人アカウント上から同じ内容の投稿をしておりましたが、
地域道場で新しい入門者が増えてもしばらくすると辞められていったりする理由のひとつに、同じ場所・同じ相手で同じ事をやっていると感じさせてしまいマンネリ化する事があるのかと思っています。
そうして会員数が減ると、入門者側からしてみるとさらに入りずらい印象を持たれてしまったり、運営予算も厳しくなってしまいます。

ある程度ビジターの稽古生が色々な場所から来てくれる事で、道場内が寂れた印象を持たれることもなく、運営予算も確保できるようになると思います。
もちろん、ビジターの方には一定のルールに従ってもらう必要はあると思います。

本部道場での稽古や大きな講習会等でも、言い方は悪いですがベテランを気取って指導者の提示したテーマから全然違う稽古を稽古場の端で延々やるような人もいますので、そういう人が来られないように共通のルール作りは必要だろうとは思いますが、ビジターが一定数参加することで、多様な動きを体感でき稽古を深める事もできると思いますし、初心者の「飽き」を防ぐ事もできるのではないかと思います。

各地域では若い指導者による若い道場も増えてきましたが、そういった道場には、これからも頑張ってほしいと思いますし、 機会があればそれぞれの道場に自分がビジターで参加させてもらえればと思っております。

このビジター情報に関する機能については、事前に合気道ねっとの道場情報からビジター参加申し込みができる送信フォーム機能等を実装し、 道場側でもビジター受付可能な日程を登録できるようにするなど、受け入れ側・参加者側の双方にとって有益なサイトになるよう改修を進めてまいります。
宜しくお願い致します。

2020年3月8日

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