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特集記事 国境なき合気道 [ Aikido Without Borders ]

この特集記事を掲載するにあたって…

2008年11月のある日、私達は約半年振りにある稽古仲間の方と再会しました。
その方、桜井真樹子さんは2008年イスラエルに行かれ、そこでされた貴重な体験を私たちに話して下さいました。 その体験をぜひ皆さまにも知っていただきたく、この特集記事を掲載することを決めました。
 
現在(2008年11月時点)、世界の諸地域で終わりの見えない紛争が引き続き起こっています。 民族紛争・宗教紛争・資源をめぐっての戦争行為…。日本で暮らしている我々にとっては想像し難く、平和とは程遠い状況で多くの人が暮らしています。
 
「合気道は平和の武道だ」といろいろな人がいろいろな場所で仰っています。
それでは、合気道をすることで平和に貢献できることとは何か?
ひとつの答えがここにあるような気がしています。
 

今回の記事は、桜井真樹子さんのご提供・ご紹介のもと、マイルス・ケスラー氏が投稿された記事を翻訳して掲載しております。
原文をご覧になりたい方は、こちら(http://mileskessler.gaia.com/blog/2008/10/aikido_without_borders)の記事をご覧下さい。

 
国境なき合気道 [ Aikido Without Borders ]
初めての試み…ベツレヘムの子どもの指導そして合気道演武

2008年10月19日(日)、「国境なき合気道」は、ベツレヘムで、合気道演武と子どもクラスの指導を試みた。これは、歴史的に初めてのことである。

国境なき合気道 A.W.Bとは

A.W.Bは、文化の分断と対立が永続化し、事実上そして想像上、合気道の稽古を行なうには困難と思われるイスラエル・パレスチナ国境線で 合気道の稽古を実現させる目的で活動に専念している、まだ出来て間もないイスラエルで最初のN.G.Oである。
2005年より、彼らはイスラエルの東エルサレム地区、及びヨルダン川西岸地区でこの活動を始めている。
 
 
 

初めて見る合気道

このベツレヘムでの演武会には、ラマッラ、エルサレム、東エルサレム、テル・アビブからのA.W.Bの生徒、日本、アメリカ合衆国から人々が訪れた。
この演武と指導は、ベツレヘムのSOSチルドレン・ヴィレッジにおいて行われた。
SOSは、国際的なNGOで世界中で132カ国にこのヴィレッジがある。これらは1949年より子どもの人権保護のための活動を行っている。 SOSの活動では、両親やその家族のいない、または家族と共に住むことが困難な状況の子どもたちの保護、養護を行っている。
SOS Chileren's Villages(外部リンク・英語版他)
 
「国境なき合気道」のメンバーによる演武のあと、ヴィレッジの子どもたちに合気道の紹介は行なわれ、およそ50人の参加希望の 子どもたちを対象に楽しいひとときが送られた。
「受け身」の紹介をすると、子どもたちは、初めてにもかかわらず合気道の「流れるような芸術の動作」を試み、それを体験することができた。
 
特別ゲストとして桜井真樹子さんが迎えられた。彼女は、テル・アビブ大学の留学生で合気会本部道場で四段を取得。 また、日本の児童福祉教育のプロフェッショナルでもある。

真樹子さんは、子どもたちに日本語での数の数え方と同時に、合気道の基本動作を指導された。 そして、子どもたちは最後に「ありがとうございました!」と日本語で挨拶をした。

謝辞・そしてこれからも…

ラマッラと東エルサレムの合気道の生徒たち、そして、この子どもたちのためのイベントのセット・アップを手伝ってくれたデボラ・ハンスに多大なる感謝の意を述べたい。
 
「国境のない合気道」は、ベツレヘムのSOSスクールで合気道の「子どもクラス」をこれから毎週行なっていく。
 
開祖植芝盛平翁先生は「合気道はすべての世界のためにある」と仰られた。
合気道を通して、国境を越え、壁を越え、人々は出会い、私たちは、一つの世界の一員であること、 そして、互いに真にわかり合えることを容易に実現してくれるのである。
 
 
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